あけましておめでとうございます。
本年が皆様方にとりまして素晴らしい一年になりますようご祈念申し上げます。
さて、箱根駅伝では日体大が優勝しました。
昨年はタスキを繋げず、19位という惨憺たる結果だったそうです。
結果を出せたのは、昨年の屈辱から、何としても今年は復活するという、強い思いを監督はじめチームのみんなで共有したからだと思います。すべてのチームが一流の選手を揃え、練習を積んできたわけですが、最後は思い(願望)の強さの差だったのではないでしょうか?
自分はというと、年末年始は読書三昧をさせていただきました。
「ひとはなんのために生きるのか?」「人生の目的は?」というようなことを考えさせられました。
仏教では輪廻転生という言葉があります。この世は修行の場であり、悟りの境地(仏)に至るまで、何度でも生まれ変わってくるという考え方です。
では、なんのために生まれ変わるのか?
人は人生を通じて、「よりよきもの」になっていかなくてはならないからだと思います。
では、どうやって「よりよきもの」になっていくのでしょうか?
「因果律(原因と結果の法則)」という自然(宇宙)の法則があります。
自分で蒔いた種(思念)は、自分で刈り取(業)らねばならないということです。
つまりこの世に生を受け、現在までしてきたことが、今の自分と環境を作り出しているのです。
逆を言うと未来の自分(環境)はこれからの考え方とその実践(行動)が決めていくのです。
「よりよきもの」になるには、良き生き方をしなければならないということです。
我が師である稲盛和夫氏の言われる「人生方程式」というのがあります。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
能力を生まれ持ったもの(運命)だとすれば、自分の力で変えられるのは、「考え方」と「熱意」です。
良き結果を生む、良き「考え方」とは、明るく、元気で、素直な心の状態です。
一言で言うと「愛」という言葉で表されると思います。
つまり人生の目的は、「愛」を多くの人に与えるということです。
私たちは、仕事を通じて社会に通じています。
仕事とは、この「愛」を世の人に与えていくことだと思います。
たくさんのお客様から仕事がいただけるということは、世間の皆様から必要とされるということでもあります。
わたくし共の経営目的に
「常に感謝の心を持ち、最高の仕事でお客様にご満足頂く」
という項目があります。
お客様のために、一生懸命仕事に取り組む。
このことこそが、自らを「よりよきもの」にするための唯一の手段だと思います。
偉そうなことばかり書いてしまいましたが、私共東工業社員一同このような考え方で、頑張ってまいりますので、新しきこの一年どうぞよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。
代表取締役 岩田浩一